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柿と手仕事

柿。柿。柿。柿。

 

この時期の池田町、見渡せば視野に柿が入ることまちがいなし。

 

去年の今頃の私(まりこ)は、柿に甘柿と渋柿があることさえ知らなくて

裏表があることも知らなくて(柿に限らずですが)

柿をむいて生で食べる以外の食べ方を知らずにおりまして!!

 

 

ところがどっこい!

池田に来てから、柿についてたくさんのことを教えてもらいました。

甘柿と渋柿があること。さらにいえば、甘柿、渋柿といってもいろんなのがあること。

黒柿は木材としては価値が高いけど、さほど美味しくないこと。

干し柿の仕方、酵素シロップの仕方。

まだ青い渋柿は柿渋の原材料になること。

柿取り棒の作り方。

エトセトラ。

 

収穫した柿の写真
柿収穫!木によって大きさも、色も、味も全然ちがうので面白い。

改めて書くと、去年の自分とすごい差です。

すなわち、自分を囲む環境のちがいの差だと思います。

 

去年、郊外にいた頃は

柿=秋頃スーパーに行ったらあるもの、買うもの、でした。

 

今年、池田にいると

柿=大体家の庭に植わっている、そこらじゅうにある、買うより自分で取るか頂くもの、です。

 

そこらじゅうにたくさんなる柿を目の前に

「その恵みを享受できる人の力がある」暮らしがずっと営まれ続けてきた。

そのことがびしびし伝わってきた秋です。

(食の文化祭・阿部伸治写真展「山と里のめぐみと技」紹介文から引用!笑)

 

今年初めて知った柿に対する手間のかけ方。

それを備忘録的に書いておこうと思います!

(あくまで、いくつもやり方があるうちのひとつを書いてます)

 

1.柿取り棒

柿取り棒

まず、柿を取らねばなりませんね!

 

そこで活躍するのが

柿取り棒!

 

お向かいのおじいちゃんおばあちゃんに、昔ながらの柿取り棒の作り方を教わりました!

 

用意するのは

・竹(長め)

・のこぎり

・適当な枝

・バンド2つ

 

竹の先端をのこぎりで斜めに切り込み

そこらへんにある枝をかませます。

 

その枝の上と下をバンドでしっかり固定して完成!簡単!

 

 

柿取り棒で渋柿をとる人の写真
渋柿を取るわたし、上の方は届かなくてもどかしい〜〜〜

この竹の先端の枝をかませた隙間に、柿の木の枝をくいこませて、

くるくるとひねると、ぽきっといくのです。

柿の木が折れやすいからこういう取り方ができるそう。

 

おじいちゃんは「小学3年くらいからやったんだ(柿取り棒で柿を取るのを)」とおっしゃってました!

昔は子どもの仕事だったのかしら??

2.干し柿

干し柿の写真
おいしく食べられますように〜〜〜

柿仕事で1番有名と言っても過言ではない、干し柿!

これこそ、それぞれの家庭でそれぞれのやり方がありそうです。

 

こちらは、ココラカラの店主さんに教わりました!

まずヘタの端っこ(なんて言えばいいの・・・)を取ります。

そこに雑菌がたまりやすいからだそう!

 

渋柿のおしりからヘタに向けて縦に皮をむき

紐で吊るします。

 

そうした柿を、沸騰したお湯(火をとめる)に数秒つけて

除菌します!

 

2週間くらい干すそうですが

 

干してる間手で揉むとか

ずっと外に出しておくとか

日中は外だけど、夜は家の中とか

いろんなやり方があるようです。

 

あと、紐に関してもいろいろあって

昔は「みちしば」という植物を縒り合わせて干し柿の紐にしてたそうな!来年挑戦しようと思います!

 

とにかく、初めてやってみた干し柿!

カビが生えませんように!!!

3.塩柿、柿の酵素シロップ

柿の酵素シロップと塩柿の写真
奥は柿の酵素シロップ。あわあわになってたので安心。手前は塩柿。

塩柿も柿の酵素シロップも最近初めて知りまして!

 

塩柿は調べてやってみました。

適当な濃度になるように、塩と水を混ぜて

そこへ柿を投入。

これでしばらく放置、だそうです。

合ってるのだろうか・・・。

なんか白いのが浮いてて不安・・・笑

 

塩柿の柿は、サイトによって甘柿だったり渋柿だったりしたので

もうよくわからなくて、ごっちゃにしました。

 

池田流はどうやってやるんだろうかーーー!!!!

誰か教えてください!!!笑

 

 

 

柿の酵素シロップは

柿の重量の1.1倍の上白糖を入れて放置!

ときどきかき混ぜた方がいいんだろうか・・・?

これもよくわからないままにやってます笑

 

どちらも初めてやってみました!

時間が経ってから答え合わせができるので、ドキドキです。

 

 

 

4.柿酢

こちらも最近知ったのであります!

地域の人のフェイスブックの投稿で。

 

柿酢!?なんじゃそりゃ!?

というところから始まり、調べて作ってみました。

 

私が参照したサイトによりますと。

何も要らない!ただ渋柿だけ。

 

柿を洗わずにつぶして、1日に一回くらい綺麗な棒でかき混ぜるだけ。

柿を洗わないのは、柿の表面についてる菌をそのまま生かして発酵させるかららしいです。

柿酢の写真
1回目の柿酢。カビが生えて断念。
柿酢の写真
2回目の柿酢。多分うまくいってる。はず笑

1回目は失敗して、2回目を挑戦中。

1回目はおそらく、まな板とか包丁とかがきたなかったのと、かきまぜ不足でカビが・・・。

2回目は、あわあわしてくれてるので発酵が進んでる!(と信じたい。)

キッチンペーパーをあけると、つんとお酢の匂いがします。

ただただ柿を潰して放置するだけで発酵するのも、お酢になるのも不思議すぎる・・・。

 

できたらどうやって使おうか・・・???と悩んでます。

これも教えてください〜!

 

 

5.柿プリン

失敗した柿プリンの写真
柿プリン(になる予定だった柿スムージー)

柿と、柿の重さの半分の豆乳か牛乳をミキサーにかけて完成!

自然とかたまってプリンになるそうです。

 

やってみましたが、実は失敗!笑

ただただ柿スムージーになりました。

 

 

よくよく調べてみると、

ぶにゅぶにゅになってしまった柿を使うのがポイントらしい。

 

きっと、ぶにゅぶにゅの、なんとかなんとかっていう成分が固まる成分なのでしょう。

 

私は若干やわらかいかな〜くらいの柿を使ってしまったのです。

 

 

ぶにゅぶにゅになっちゃった柿も

救って食べれるレシピです!

 

 

他にも

最近行ったパン屋さんには柿とブルーチーズとハムのサンドイッチがあったり

柿の白和えというレシピがあったり、

柿とカブのサラダがあったり。

 

柿をデザートとして生で食べることしかしてこなかった私は

もうなにもかも新鮮。

 

ここまで、干し柿、塩柿、柿の酵素シロップ、柿酢、柿プリンを書きましたが

どれも最近知ったことです!(合わせ柿は、まだトライできてない!)

きっと私が知らない柿仕事もまだまだあるんだと思います。

ぜひぜひ、こんなのあるよ〜!と教えてください!

 

ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました:)

 


まりこ

(本名 川上真理子)

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大都市で24年間をTO DO(したいこと)ファーストで

生きてきて、大学3年の時に自分の在り方の大切さ

に気づく。

 

ご縁がありたまたま出会った池田町での

素朴で等身大な人や自然に惹き付けられ

大学院卒業後、新卒無職で池田に移住。居候ちう。

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現在の活動はこちら👇

 

●池田町見習い人(めざせ何でも屋)

●一般社団法人の立ち上げ手伝い

 

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好きな食べ物)ちんころいも※池田町限定
現在、畑仕事や古民家改修により筋肉強化中。